大学の世界展開力強化事業(ロシア)「ロシア語圏諸国を対象とした産業界で活躍できるマルチリンガル人材育成プログラム(Ge-NIS)」が主体となって行う、筑波大学Ge-NISプログラム、株式会社飯田産業、ロシア連邦カザン国立建築大学の産学連携・協力プロジェクトの可能性について協議するため、カザン国立建築大学不動産メネジメント学部のGAREEV Ilnur准教授が2017年1月21日~26日に筑波大学を訪問しました。1月22日の午前に本学中央図書館集会室にて“Housing market in Russia: special characteristics and potential”というテーマで英語による講演を行いました。講演の中でGAREEV准教授はロシアの住宅事情に関する最近の動向や少子高齢化に伴う問題について概説し、ロシアでは住宅市場の研究、法整備に係る研究、住宅産業全体の研究がまだ十分なされておらず、ロシア連邦政府、地方政府、高等教育機関らがこれらの研究を促進し体系化する事業を推進する必要性があると指摘しました。学生から質問が数多く出され、活発な議論が行われました。

同日午後、本学システム情報系の太田充教授とのミーティングが行われ、日本とロシアの住宅問題をめぐる現状を比較しながら住宅建設の経済戦略上の主な方向性などについて意見交換をしました。その後、GAREEV氏は太田教授の授業に参加し、学生たちによる日本の橋梁建築技術に関するプレゼンテーションやグループディスカッションの様子を視察しました。

1月25日の午前に、カザン国立建築大学のGAREEV氏、本学人文社会系のツィガルニツカヤ・エレナ助教、ミソチコ・グリゴリー人文社会科学研究科非常勤研究員が株式会社飯田産業(本社・東京都武蔵野市)を訪問し、日露の産学関係者が連携して日本の高い技術と信頼に基づく住文化をロシアに普及する可能性について率直な意見交換を行いました。この話し合いには、同社のロシア事業担当者である大川龍也氏、北野公士氏、村田健氏の他に、ハウスプラス住宅保証株式会社の本間隆太技術管理部長らが参加しました。

株式会社飯田産業は、「日本企業インターンシップ」(1単位)という教育活動の一環として平成27年度より筑波大学のロシア語圏諸国出身の留学生向けにインターンップを毎年実施しており、これまでに150名を超える本学留学生が参加しています。こうしたインターンシップの受入れをはじめ様々な形で本学が進める日露グローバル人材育成事業を応援していだたいています。

 

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講演を行うGareev准教授
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