前回の補足。

 

 

それでは、今回はサマースクールでの授業内容をもう少し詳しく、

また、“映像化”とはどういうことなのか、について素人目線で述べたいと思います。

 

 

ただし、実際の授業、及び映像について学んだことは
映像を見ながらの方がわかりやすいので、この度のレポートは

Paperman-Disney

こちらの映像を大胆にも学んだことを“解説”という
形態でお届けしたいと思います。

ちなみに、実際の第一回目の授業でこちらを見ました。
生徒が色々な感想を述べていたのが懐かしく、思い出すだけで心が温まります。

 

それでは、ご覧ください。(以降は上記の映画に基づきます)
___________________________________

 

 

 

いかがでしたでしょうか。

 

Disneyらしく夢と感動の体験だったのではないでしょうか。
中には“ありえない”と感じた方もいらっしゃるかもしれません。

いいセンスです。

ぼくも映画を作る上で大事にしたのですが、
短編映画において、その上映中なんの疑問も持たせずに
何かを伝えることはすごく難しいです。

逆に、「おや?」と思う箇所は

監督や脚本家が本当に伝えたいことの最初の糸口として

視聴者に“積極的に見る”ことを望んでいると
解釈してみるといいかと思います。

 

「なぜだろう?」

「真の姿は一体、なんだろう?」

 

・なぜ、会社の重要な書類を使って気をひいたのだろう?

・なぜ、白黒なのだろう?

・なぜ、魔法のようなありえないことがおきたのだろう?

 

これらは“地図”の一例です。

 

疑問の数だけ、地図があります。

 

もしかしたら、その疑問は勘違いで
辿って行っても何もないかもしれません。

 

ただし、それを恐れてせっかくの地図を使わないというのは

もったいない人生です。

 

・どうせなにもない

・そこまで考えていない

・そこまで考えさせられるのがおかしい

 

恐れながら映画を作った身から言わせていただきますと
疑問に思われるようなことに対しては全て作り手自身の
答えが用意してあります。
(そうでないと、スポンサー獲得など資金調達ができないです。)

 

そして、おそらくどの監督さんも作るからには毎回
後世に残るような芸術を生み出そうと真剣です。

単なる消費文化には終わらせないぞ、

と目をギラギラさせていると思います。

 

特に短編映画に限っては
伝えたいメッセージ

を土台に構成されています。

おそらくそのメッセージ自体はシンプルです。

シンプルすぎて、そのまま映像にしてしまうと
陳腐に映るほどです。

 

“愛している”という言葉を使わずに
“愛している”ということを言葉で表現する。

そうして短歌が栄えたように

他の言葉、動作で表現してみる。

これが“映像化”ないし、芸術だと思っています。

 

さて、前置きが長くなりました。

では、地図を片手にPapermanを冒険してみましょう。

 

 

さっそく!

と行きたいところですが、

まずは、その地図が示す島
映画そのもののテーマを捉えるところからスタートしましょう。
(実際の授業もここから始まりました。)

ここでは、テーマを以下の定例化された表現で考えてみます。

Someone wants to do something, but ~~~.
登場人物があることをしようとしているが、(そんなに簡単にはいかず)
〜が(目標達成を)阻んでいる。

 

少し固くなってしまいましたが、

要は、

ゴールがあって、障壁があります、

ということです。

この映画ですと
The man wants to meet the girl again, but all his actions failed.
彼は彼女に再び会うことを望んでいるが、うまくいかない。

 

となります。とてもシンプルです。

 

-じゃあどうする!? What is the solution!?

と脚本家は考えます。ここが腕の見せ所です。

 

ひとまず、続きは先に置き、
ここからは地図に従ってみましょう。

(「思考を映像化するプロセスPart 2」にお進みください。)

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