こんにちは。人文学類4年の北村です。現在モスクワに留学しており、ロシアの日常について書き始めこれで三回目です。前回はスーパーについて簡単に書いたので良ければご覧ください。

唐突ですが、ロシアと聞いて思い浮かぶものはなんでしょうか。寒い、ボルシチ、プーチン、美女などなど、いろいろあるとは思いますが、今回はその一つに「音楽」を加えてもらいたいので音楽について書きます。しかし残念ながら私自身は音楽に関してまったく素人なので、音楽の教養の乏しい一般学生の考えたことだという前提のもと読んでくれると幸いです。

 

モスクワに来てから多くの人と知り合う機会に恵まれていますが、その中にはモスクワ音楽院で勉強している学生や、モスクワ大学でバレエの勉強をしている方もいます。もちろん、日本人です。どうやら日本以外の国からも勉強しにくる方はいるようです。つまり、ロシアに音楽を勉強しにくる人はいる、ということです。

これが何を意味しているのかというと、やはりロシアは音楽の中心の一つなのかなと。私の大先輩の方が以前おっしゃっていたのは、「音楽において一番にくる国はイタリアやドイツだが、その次には絶対ロシアがくる」ということです。確かに。16世紀のイヴァン雷帝の時代以降、宮廷ではもっぱら音楽がもてはやされるようになり、西欧から音楽家を招聘して演奏会などを行っていた。18世紀にピョートル大帝により西欧文化が導入されると西欧音楽は貴族階級に急速に広まった、というのがロシアにおけるクラシック音楽史の始まりです。

その後ロシアでものクラシック音楽が花開きはじめる。リムスキー・コルサコフやムソルグスキー、チャイコフスキーにラフマニノフなど、有名な音楽家たちは枚挙にいとまがない。こうしたことを踏まえると、大先輩のおっしゃっていた言葉は間違えではないはず。確かにロシアのクラシック音楽も西欧のそれに引けを取らない程レベルが高い、バレエ・オペラに関しては世界トップレベル。だからこそ、ロシアで音楽を勉強したい人が世界にいて、そしてロシアを目指すのだと思います。

 

日本で生活をしていると、クラシック音楽はなんだか遠い存在のように思えてならなかったのです。オペラやバレエを演じる劇場は多くなく、チケットも高い。敷居が高い、という感じでしょうか。しかしモスクワ市内にはボリショイ劇場をはじめ、数多くのオペラ、バレエ劇場があり、チケットは高いものから安いものまで幅広くある。チケットが安くとも、質の高い音楽を鑑賞することができます。例えば、クレムリン大会宮殿という劇場がありますが、普通のチケットで800ルーブル、1,400円ぐらい(2015年12月15日時点)。しかも普通に良い席でバレエを見ることができるんです!!!なんて手頃な価格なのか。この価格ゆえに、留学を初めてからバレエ、オペラ、コンサートなどなど5回以上は見に行っています。ちなみにこのクレムリン大会宮殿、その名の通り大統領府のあるクレムリンの中にあり、ソ連時代には党大会などで使われていた建物だとか。そんなところでバレエを見れるんです。また、サンクトペテルブルグにあるサンクトペテルブルグフィルハーモニーの大ホールで聴く音楽も素敵です。以前あそこで聞いた、チャイコフスキーの交響曲第2番ハ短調『小ロシア』は今でも忘れられない。

 

音楽には不思議な力があると思います。日の暮れた夜、少しおしゃれをして夜景の綺麗な街並みを散歩し、劇場へ至る、そこで観る音楽。素敵なひと時を過ごせるに違いありません。ロシア留学を志す後輩にはこういう生活もお勧めしたい。

私自身も、音楽に関しては知らないことだらけなので、もう少し知識を蓄えて、もっと魅力を語れるようになって留学を終えられたらと思っています。

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(写真1:モスクワ、ボリショイ劇場。ここでいつかバレエは観たい)

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(写真2:モスクワ、ノーバヤオペラ。素敵な夜がはじまる予感!)

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(写真3:サンクトペテルブルグフィルハーモニーの大ホール。音の響きが素晴らしい)

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