こんにちは。モスクワ市立教育大学に留学中、留年して5年次4年になりました、人文学類の北村です。

4月の初めに最高気温20度を迎え、モスクワもようやく春らしくなってきました。とは言え今回のテーマは季節とは全く関係ありません。以前から考えていたことの一つに対して、一定の見解を今の時点で示してみようという試みです。その考えていたこととは、表題からもうご存知だとはおもいますが、そう「ロシア人との国際恋愛・結婚」です。

ロシア人女性は美人、ロシア人男性はイケメンと言われますので、そういう方々とお付き合いをしてみたいという方も少なからずいるはずです。またはそれを動機にロシア語を学習している方もいると思いますし、あわよくば結婚を考える方もいらっしゃると思います。

今回、実際にロシア人と恋愛をされた後、結婚された方々にお話を伺うことができました。匿名で公開する許可をいただいておりますので、簡単にまとめさせていただき、僕自身の見解を述べさせてもらいたいと思います。

 

質問項目

  • パートナーとはいつ、どこで知り合われましたか?
  • パートナーとは普段、何語で会話されますか?
  • 一緒に生活していて、異文化を感じること、感じたことはありますか?

 

Aさん(男性)

  • ロシアの仕事で知り合いました。
  • 日本語、ロシア語と、どちらも使います。
  • ロシアの文化というよりは、相手の育ってきた文化圏、例えば家庭や学校など、各人が持つ背景・経験がより反映されているように感じることが多いです。

 

Bさん(女性)

  • ロシアでの留学生活中です。
  • ロシア語です。
  • 一つの事に対して、「日本人がこう考えて行動することは、ロシア人ならこうするという事を良く話をしたりします。

 

Cさん(女性)

  • 日本のダンス教室で、同じグループだったのでそこで知り合いました。
  • 日本で暮らしていた時の慣れで、日本語です。子供と接するときは、それぞれの母語で接しています。Aさん、Bさん、どちらの夫婦もそれぞれに通じる言葉があるように思うのですが、私たちもそんなもので、日本語ありロシア語混じりの独自の会話になっています。
  • お互いの考え方の違いを時より感じることはあります。例えば夫は、野菜に関して火を通して食べるよりは、できうる限り新鮮なままの野菜を丸かじりするのを好みます。

 

このように、三者三様の意見をいただくことができました。出会った場所も違えば、話す言語もそれぞれ違います。

 

僕がお話を伺っているときに感じたことは、皆さんロシア人と付き合いたくて付き合い始めたわけではないという事です。恋愛全般に言える事だとは思いますが、「背の高い人がいい」や「優しい人がいい」という“条件”ではなく、「この人と付き合いたい、結婚したい」というその“相手”がまず来るのが自然なのだと思います。こうした気持ちに先立って交際され始め、結婚された。ただ、そのお相手がロシア人だったという偶然、運命が皆さんにあったのでしょう。ですので、③の質問をした際に皆さんが答えられた内容は、「ロシア人から」ではなく「その相手から」感じるものでした。

ただ、もちろんロシア人をはじめとしたヨーロッパ系の人へのあこがれがあるのも事実です。ロシア人の女の子と仲良くなりたいが故、会話のフレーズ集を覚えた学生も知っていますし、自身の誕生日パーティーに誘う表現を覚えられた方も知っています。ロシア人への熱い恋心が、自身の言語学習に一役買うのは事実でしょう。だからロシア人と付き合えと言うわけではありませんが。

 

結論として、まず恋愛は偶発的なものなので、好きになる方が日本人かもしれませんし、ロシア人かもしれません。ただ、日本に住んでいればその相手が日本人になる可能性は高いでしょう。ロシア人と付き合うという可能性を上げるのであれば、ロシア人と知り合う機会を増やしたり、ロシアに留学したりというのは一つの手段となります。実際に、Aさんは仕事で、Bさんは留学中に知り合っておられます。もちろん、Cさんのようにロシアとは全く関係なくロシア人と付き合い始めた、ということもありますが、稀なケースだと思います。本気であれば、自分から行動するべきでしょう。

ロシア人と結婚をするとどういう生活になるのか、というのは僕自身も考えたことがあります。国際結婚はまったく想像のできないことなので今回聞かせていただきました。まず言葉の壁はあると思いますが、これは勉強次第で何とかなることだと思われます。相手に会わせたいのであれば努力が必要でしょう。ロシア語ができないでロシア人と付き合えるのは奇跡的な確率だと思います。

そして言葉を通して、毎日の生活で異文化を感じられるのだと思います。Bさん、Cさんはよく感じると答えられていますし、逆にAさんはある意味今の生活が自然になっている、とも言えるのでしょうか。正直、少し羨ましいです。

 

ちなみにロシアは多民族国家ですので、異民族間の結婚が日常茶飯事です。友達に「両親は何人か」と聞くと、すごくいろんな民族名が出てきます。ある意味、「両親ともに日本人」という光景が当たり前の日本は、ロシア人にとって奇妙に映るでしょう。

 

恋愛に関してはもっと語りたいのですが、レポートにも量的な制限があるにも関わらず、書きすぎてしまいました。今回はここまでにしておきたいと思います。もちろん、また機会があれば書きたいですね。

最後に、お忙しい中インタビューの時間を作っていただいた皆様に感謝申し上げます。本当にありがとうございました。

 

追記

「モスクワぐらし」と名付けながらも、モスクワの話は本当に最初だけだったので写真は今(四月初め)のモスクワの様子を。

 

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(写真① モスクワ川。雲一つない青空がよくあらわれ、とても気分がいいです。)

 

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(写真② ゴーゴリ像。)

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